【医療的ケア児】内服薬、種類が多くて仕分けが大変!

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医療ケアがあったり難病を抱えているお子さんは、個人差はあれど複数のお薬を服用されていることが多いと思います。

長男の場合も、内服薬の種類は発病してからどんどんどんどん増え続け・・・今では定期薬として、漢方も含め1日11種類も服用しています。その他に体調に応じて1~3種類ほど増えることもしばしば。

こう種類が多いと、いただいたお薬を朝・昼・夕と仕分けをするだけでも一苦労です。

仕分けの大変さと解消方法について書いてみたいと思います。




こんなところが大変!

長男の内服薬は現在すべて粉薬です。薬局からもらうと、薬剤は種類ごとに1包につき1回分入ったものが連なって袋に入れられています。それを1包ずつ切り離し、朝・昼・夕と仕分けすることが必要となります。

朝昼夕1日3回の薬、朝夕1日2回の薬、夕1回の薬・・・服用タイミングは薬ごとに違うため、間違えやすいですし手間もかかります。

我が家では、2週間分ごと日曜日に仕分け作業をしていますが、けっこうな時間を消費します。また、切り離す時に破れてしまい粉がでてしまった!なんて事態もしょっちゅう・・・

仕分け作業しながら「仕分けされて届けてもらえたら、どんなにラクだろうな~」と何度も思いました^^;

大変さを解消できる?

そんな悩みを解消するために3つの方法を試しました。

複数の薬剤の1包化

「薬の仕分けが大変なので、1包化をお願いします」薬を処方してもらう際、医師にこう伝えると問題なく対応していただけるはずです。

医師とどの薬を1包化するか相談し、それを明記した処方箋を出してもらいます。

全てを1包化するだけでなく、例えば「てんかんの薬」「喘息の薬」など、グループごとにまとめてもらう2包化・3包化も可能です

※※※1包化にあたっての注意点※※※

こまめな調整が必要な薬や、体調に応じて服用する薬は1包化に向きません。

これらを一緒に1包化してしまうと、その分は調整ができず場合によってはすべての薬を破棄しなければならない事態になってしまいます。調整の必要のない定期薬のみ、1包化に含めましょう。

1包化してもらうには、処方に時間がかかります。

訪問で薬を届けていただく場合は問題ありませんが、調剤薬局で待つ場合は待ち時間を確認し、後で受け取りに来るなどの対応をお勧めします。

1包ずつ切り離してもらう

1包ずつ切り離す作業も手間がかかるため、これをお願いできたらかなりの労力が省けます。

調剤薬局に問い合わせてみたところ・・・「機械では切り離すことができません。しかし手作業で切り離すことは可能なので、必要であれば受けることは可能です。」とのご回答をいただきました。

我が家は訪問ヘルパーサービスを受けており、そちらで切り離す作業を快く引き受けていただけたので、調剤薬局へは今回はお願いしませんでした。

調剤薬局は、担当者のご厚意でやっていただけるというお話しだったので、どこの調剤薬局でも受けてもらえる作業ではなさそうです。訪問ヘルパーも同様です。

仕分けに大きな負担を感じている方は、一度かかりつけの調剤薬局や訪問サービスにご相談してみることをお勧めします。受けていただけたらありがたいですし、親身になってくださる方が多いです。

仕分けをお願いする

相談次第でヘルパーや看護師など訪問の方に仕分け自体をお願いする方法もあります。

(引き受けOKかNGか、事業所により差があります。)

いつも来ていただいている訪問ヘルパー・訪問看護それぞれの方に薬の仕分けに関する相談をすると、どちらも仕分けOKと親身なご回答をいただけました。

しかし我が家の場合は、他にもお願いしたいことがたくさんあり、そちらの方が優先度が高かったので、今回は仕分けはお願いしませんでした。けれど、今後負担になった時はお願いできるとわかったので、心強いことです。

終わりに

時間も労力もかかる薬の仕分け作業。我が家は結局、1包化と切り離す作業の依頼でとても楽になりました。

薬の仕分け作業に限らず、少しでも負担に思うことがあったら「声をあげて相談する」これが1人で抱え込まない介護のためには大切なことですね。

親身になってくれる人はたくさんいるし、助けてくれるサービスもたくさんあることが改めてわかりました^^




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